
※イメージ画像です(AIにより生成)
結論から言うと、スマート温湿度計は、「部屋の温度と湿度を、スマホで見られて、通知も届き、ほかの家電を動かすきっかけにもできる温湿度計」です。ふつうの温湿度計は、その場所に行かないと数字が見られません。スマート温湿度計は、外出先でも、別の部屋でも、グラフで確認できるのが大きな違いです。
秋から冬は、乾燥や結露、脱衣所の冷え込みなど、温度と湿度が気になる季節です。この記事では、スマート温湿度計でできることと、選び方、置き場所のコツを整理しました。「設定さえ乗り越えれば、あとは驚くほど簡単」な道具ですよ。
この記事でわかること
- スマート温湿度計と、ふつうの温湿度計の違い
- できること(見える化・通知・自動化)
- 種類と選び方の5つのポイント
- 置き場所のコツと、活用シーン
- 購入前に知っておきたい注意点
スマート温湿度計とは
スマート温湿度計は、温度と湿度を測るセンサーに、通信機能がついたものです。測ったデータを、スマホのアプリで見られます。ふつうの温湿度計との違いは、次のとおりです。
| ふつうの温湿度計 | スマート温湿度計 | |
|---|---|---|
| 確認の方法 | その場で、目で見る | スマホのアプリで見る |
| 外出先での確認 | できない | ハブなどを使うと、できる製品がある |
| 記録(履歴) | 基本的にない | グラフで、過去のデータを見られる製品が多い |
| 通知 | ない | 設定した範囲を外れたら、スマホに通知できる製品がある |
| 家電との連携 | ない | 温度・湿度を条件に、エアコンや加湿器を動かせる製品がある |
できること
1. 見える化
温度と湿度を、いつでもスマホで確認できます。複数の部屋に置けば、部屋ごとの違いも、見比べられます。たとえば、リビングは暖かいのに、脱衣所や廊下は冷えている、といった差が、数字で分かります。
2. 通知(アラート)
SwitchBotの公式ページでは、温湿度計とハブを組み合わせると、設定した温度・湿度の範囲を外れたときに、外出先でも通知が届くと案内されています。
- 留守中の部屋が、暑くなりすぎていないか
- 赤ちゃんや、高齢の家族の部屋が、冷えすぎていないか
- ペットのいる部屋の温度は、適切か
3. 自動化(オートメーション)
温度・湿度を「きっかけ」にして、別の家電を動かす使い方です。SwitchBotの公式ページでは、次のような例が紹介されています。
- 室温が30℃を超えたら、エアコンをつける
- リビングの湿度が40%を下回ったら、加湿器を自動モードで動かす
Nature Remoの公式ページでも、温度が28度以上になったらエアコンをオンにする、といった設定ができると紹介されています。
4. 履歴の確認
SwitchBotの温湿度計は、本体に過去36日分のデータを保存でき、ハブと組み合わせると、クラウドに2年分の保存ができると、公式に案内されています。「去年の同じ時期は、どれくらいだったか」と、見比べられます。
種類
スマート温湿度計は、大きく3つのタイプに分けられます。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 単体のスマート温湿度計 | Bluetoothで、スマホと接続する。手頃に始めやすい | まず、数字を見える化したい人 |
| ハブ連携型 | ハブを使って、Wi-Fi経由で外出先から確認・通知・自動化ができる | 家電の自動化までしたい人 |
| スマートリモコン内蔵型 | スマートリモコン本体に、センサーがついている | 追加の機器を、減らしたい人 |
スマートリモコンに内蔵されたセンサー
Nature Remoの公式ページでは、モデルごとの搭載センサーが、次のように案内されています。
- Nature Remo 3:温度・湿度・人感・照度のセンサー
- Nature Remo Lapis:温度・湿度のセンサー
- Nature Remo mini 2:温度のセンサー
湿度センサーを使った自動化は、Nature Remo 3とNature Remo Lapisで使えます。Nature Remo Lapisには、熱中症の危険レベルが高くなったときに、プッシュ通知を送る機能も、紹介されています。スマートリモコン全般の比較は、「スマートリモコン・ハブ製品まとめ」の記事も、参考にしてください。
選び方の5つのポイント
1. 通信の方式を確認する
Bluetooth接続だけの製品は、スマホが近くにないと、見られない場合があります。外出先から見たい場合は、ハブやWi-Fi接続が必要かどうかを、確認しましょう。SwitchBotの温湿度計は、ハブと組み合わせると、外出先から確認できると、案内されています。
2. 通知の機能があるか
「暑すぎる」「寒すぎる」「乾燥している」を、通知してほしいなら、アラート機能の有無と、通知の条件の設定方法を、確認します。
3. 家電との連携ができるか
エアコンや加湿器を、自動で動かしたい場合は、お使いの家電との連携が、可能かを確認します。赤外線リモコンで動く家電なら、スマートリモコンと組み合わせられる場合があります。スマートホームの規格(Matterなど)への対応も、選ぶときの目安です。くわしくは、「Matter対応家電まとめ、買う前に確認すべきポイント」をご覧ください。
4. 履歴の保存期間
過去のデータを、グラフで見たいときは、本体とクラウドの、どちらに、どれくらい保存されるかを、確認します。
5. 電源と設置のしやすさ
- 電池式か、USB給電か
- 電池の持ちはどのくらいか
- 壁掛けや、スタンドで、置きやすいか
- 表示の見やすさ(本体にも、画面があると便利)
置き場所のコツ
置き場所によって、測れる値が、変わります。次の点に、気をつけましょう。
| 避けたい場所 | 理由 |
|---|---|
| 直射日光が当たる場所 | 実際より、高い温度が出る |
| 暖房器具や、エアコンの吹き出し口の近く | 局所的な温度を、測ってしまう |
| 窓のすぐそば | 外気の影響を、受けやすい |
| 床に、近すぎる場所 | 足元は、部屋の中心より冷えやすい |
| 家電の排熱が当たる場所 | 熱の影響を、受ける |
「生活する空間の、体のあたりの高さ」に置くと、実際に感じる環境に近い値が見られます。浴室や、洗面所に置くときは、防水・防湿の仕様かどうかを、必ず確認してください。
活用シーン
結露・カビ対策
厚生労働省などの資料では、湿度が60%を超えると、カビやダニの発生が、大きく増えると紹介されています。湿度が60%を超えたら通知が届くようにしておくと、換気や除湿のタイミングが、分かりやすくなります。
冬の乾燥対策
建築物衛生法の管理基準では、相対湿度は40〜70%と定められています。一般に、室内の湿度は、40〜60%が快適な目安とされています。40%を下回ったら加湿する、という設定ができます。くわしくは、姉妹記事「スマート加湿器・除湿機で湿度を自動管理する方法」をご覧ください。
ヒートショック対策
冬の入浴中の事故では、温度差が、一因になるとされています。脱衣所や、トイレ、廊下の温度を測っておくと、「どこが寒いか」が、見えるようになります。詳しくは、姉妹記事「ヒートショック対策×スマート家電の活用法」をご覧ください。
熱中症予防
夏の室温を、見える化できます。エアコンが動いているのに、室温が下がっていない、といった異常にも、気づけます。
赤ちゃん・ペット・高齢の家族の部屋
家族の部屋の温湿度を、離れた場所から確認できます。見守りの補助として使えます。高齢の家族の見守りについては、「高齢者見守りセンサーとは?選び方を解説」もご覧ください。
そのほか
- 観葉植物の置き場所の環境を、確認する
- 楽器や、本、衣類の保管場所の、湿気を確認する
- クローゼットや、押し入れの湿気を見張る
設定例(アラートと自動化)
次の数値は、あくまで例です。ご家庭の状況に合わせて、調整してください。
| 目的 | 条件の例 | 動作の例 |
|---|---|---|
| 乾燥対策 | 湿度が40%を下回る | 加湿器をオン |
| 結露・カビ対策 | 湿度が60%を超える | 通知を受け取る。除湿機をオン、換気する |
| 暑さ対策 | 室温が28〜30℃を超える | エアコンをオン、通知を受け取る |
| 寒さ対策 | 脱衣所の温度が、決めた値を下回る | 通知を受け取る。暖房を入れる |
家電を自動で動かすときは、安全のために、「ヒーターなどの発熱する家電は、無人で自動運転しない」ことを基本にしてください。
購入前の注意点
- 価格や仕様は、変わります:購入前に、最新の公式ページで確認する
- 測定の誤差:製品によって、測定値に差があります。複数台を並べて、置いて比べると、傾向が分かります
- 電池切れ:電池式は、電池が切れると、データが途切れる。残量を、アプリで確認する
- 通信の範囲:Bluetoothは、壁や距離の影響を受ける。置きたい場所で、つながるか確認する
- セキュリティ:アカウントのパスワードを、使い回さない。くわしくは、「IoT機器の乗っ取りを防ぐセキュリティ対策」をご覧ください
まとめ
- スマート温湿度計は、温度と湿度を、スマホで見て、通知を受け取り、家電を自動で動かすきっかけにもできる道具
- 外出先から見る・自動化するには、ハブやスマートリモコンとの組み合わせが必要な場合が多い
- 選ぶときは、通信方式・通知・家電連携・履歴・電源の5つを確認する
- 直射日光・暖房の近く・窓際は避けて置く
- 湿度は、40〜60%が快適な目安。60%を超えると、カビやダニが増える
よくある質問(FAQ)
Q. ふつうの温湿度計でも、十分では?
その場で、確認するだけなら、ふつうの温湿度計でも十分です。外出先からの確認、通知、記録、家電の自動化が、必要かどうかで、決めましょう。
Q. ハブは、必ず必要ですか?
Bluetoothだけでも、近くにいるときは、確認できます。外出先から見たい場合や、通知・自動化を使いたい場合は、ハブが必要な製品が多いです。
Q. 何台くらい置くとよいですか?
気になる場所(リビング、寝室、脱衣所など)に、1台ずつから始めるのがおすすめです。足りなければ、あとから増やせます。
Q. 精度は、どのくらいですか?
製品によって異なります。各メーカーの公式ページで、仕様をご確認ください。気になる場合は、複数台を、並べて比べてみる方法もあります。
Q. 電池は、どのくらい持ちますか?
製品や、使い方によって異なります。購入前に、公式の仕様と、電池交換の方法を確認してください。
参考にした情報(2026年10月確認)
- SwitchBot デジタル温湿度計|SwitchBot
- SwitchBot 温湿度計プラス|SwitchBot
- あなたにぴったりのNature Remoを見つけましょう|Nature
- 建築物衛生に関する資料|厚生労働省
- 部屋の湿度は何%が適正?|名古屋市上下水道局

