
※イメージ画像です(AIにより生成)
結論から言うと、ペットカメラは、「見たい範囲(画角・回転)」「夜の見え方(暗視)」「通知の種類(動き・音)」「保存の方法(SDカード・クラウド)」の4つを決めてから選ぶと、失敗しにくくなります。さらに、カメラはネットワークにつながる機器です。初期パスワードの変更とファームウェアの更新という、基本のセキュリティ対策をセットで行うことが大切です。
この記事では、メーカー公式の仕様の見方と、総務省・IPAなどの注意喚起にもとづいたセキュリティ対策、留守番中の安全の考え方を整理しました。「見守りカメラおすすめ比較、失敗しない選び方」とあわせて、参考にしてください。
この記事でわかること
- ペットカメラで、できること・できないこと
- 選ぶときの項目(画角・暗視・通話・通知・保存)
- 設置場所と、安全面の注意
- 映像の流出を防ぐセキュリティ対策
- 留守番中の、ペットの環境の考え方
- 購入前のチェックリスト
ペットカメラでできること
| できること | 内容 |
|---|---|
| 映像の確認 | スマホのアプリで、外出先から、リアルタイムに様子を見る |
| 録画・保存 | 動きがあったときの映像などを、SDカードやクラウドに保存する |
| 通知 | 動き(動体検知)や、音を検知したら、スマホに通知する |
| 双方向の通話 | カメラのマイクとスピーカーで、声をかける |
| 回転 | 首振り(パン・チルト)で、部屋を広く見る |
できないこと・限界
- ペットの体調や、危険を診断することはできません。映像から気になる様子があれば、動物病院に相談してください
- 通信や電源が切れると、見られなくなります(停電、Wi-Fiの不具合)
- 通知は、誤検知(カーテンの揺れ、光の変化など)や、見逃しが起こり得ます
- 暗い場所の見え方は、製品の仕様と、部屋の状況によって異なります
カメラは、「見守りを補助する道具」として、位置づけるのが安全です。
選ぶときの項目
1. 画角と回転
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 固定タイプ | 画角が決まっている。構造が単純で、価格を抑えやすい。広角レンズで、部屋の一角を、広く映せるもの |
| パン・チルト(首振り)タイプ | 水平・垂直に回転して、部屋全体を見渡せる。動くペットを追えるものもある |
メーカーの製品ページでは、たとえば、水平360度・垂直100度前後の首振りに対応するものなどが紹介されています。回転できる範囲は製品によって違うため、仕様を確認しましょう。ペットが、部屋のあちこちを移動する場合は、首振りタイプが便利です。
2. 画質
画素数(200万画素、300万画素、500万画素など)が、高いほど、細かな部分まで見やすくなる傾向があります。一方で、通信量や、保存容量が、大きくなります。「何を確認したいか」(元気かどうか、食事や水の様子、顔の表情など)で、必要な画質を考えましょう。
3. 暗視(夜間の見え方)
留守番中や、夜間の様子を見たい場合は、暗視機能が重要です。メーカーの製品ページでは、赤外線LEDによる暗視を搭載するものが多くあります。
- 暗視の範囲(どれくらいの距離まで見えるか)は、製品ごとに異なる
- 赤外線の光は、肉眼では見えにくいタイプもある
- 暗視の映像は、白黒になる場合がある
4. 通話(双方向)
マイクとスピーカーを内蔵していて、スマホから声をかけられる機種があります。ただし、ペットによっては、声が聞こえると、かえって興奮したり、不安になったりする場合があります。使うかどうかは、ペットの様子を見て判断しましょう。
5. 通知の種類
| 通知 | 内容 | 注意 |
|---|---|---|
| 動体検知 | 動きを検知して通知する | ペットの動きでも反応するため、通知が多くなる場合がある。人体検知だけの設定ができる機種もある |
| 音声検知 | 一定の音を検知して通知する | 検知できる音の種類は、製品により異なる |
| 吠え・鳴き声の検知 | 吠え声などを識別する | 対応の有無は、製品によって異なる。この記事では、特定の製品の対応を断定しない |
通知が多すぎると、重要な通知を見逃しやすくなります。通知の感度や、時間帯を調整できるかも、確認してください。
6. 保存方法
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| microSDカード | 本体に挿して保存。カードは別売の場合が多い。対応する最大容量は、製品によって異なる |
| クラウド | 映像をインターネット上に保存。月額料金が必要な場合がある。無料期間や、保存日数は、サービスによって異なる |
| 保存しない(ライブ映像のみ) | 録画が必要ない場合は、この方法も考えられる |
メーカーの製品ページでは、microSDカードは付属しないことがある、と注記されています。購入時に、カードが付属するか、対応容量は何GBかを、確認しましょう。クラウド保存を使う場合は、料金体系と、保存期間を、事前に確認してください。
設置の安全面
場所の考え方
- ペットが、動き回る範囲を、広く見られる、少し高い位置
- ペットが、届かない場所(かじる、倒す、落とす危険を避ける)
- 窓際は、逆光や直射日光で、映像が見づらくなる場合がある
- 電源ケーブルは、ペットが、かじらないように、カバーや配線の工夫をする
事故を防ぐために
| 危険 | 対策 |
|---|---|
| 電源コードをかじる | コードカバー、配線を壁沿いにする、届かない位置に |
| カメラが落ちる | 滑りにくい面に置く、固定する |
| 熱がこもる | 通気性を確保し、布などで覆わない |
| 小さな部品の誤飲 | ケーブルの留め具や、カメラの付属品を、ペットの届く場所に置かない |
セキュリティ対策
なぜ必要か
総務省は、管理が不十分なネットワークカメラを放置すると、映像が外部に流出し、特定の個人が映り込むなど、プライバシーの侵害につながるおそれがあると、注意喚起しています。家の中の様子や、家族が映り込む可能性もあります。
基本の対策
総務省や、IPA(情報処理推進機構)の注意喚起では、次の対策が示されています。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| パスワードの変更 | 初期設定のままにせず、推測されにくい、長く複雑なパスワードに変える。使い回さない |
| ファームウェアの更新 | 最新の状態に保つ。メーカーのサポートが続いているかも確認する |
| 不要な機能の無効化 | 使わない機能(外部からのアクセスなど)は、オフにする |
| サポート終了の機器 | サポートが終わった機器は、買い替えを検討する |
IoT機器全般のセキュリティについては、「IoT機器の乗っ取りを防ぐセキュリティ対策」でも整理しています。
プライバシーへの配慮
- 寝室や、着替える場所、お風呂場などが映り込まないよう、向きを調整する
- 同居する家族や、来客が映る場合は、あらかじめ伝える
- 映像を共有する場合は、共有する相手と範囲を確認する
- 不要になった映像は、削除する
留守番中の、ペットの環境
カメラで様子を見られても、環境を整えることが、基本です。
室温の考え方
環境省の資料では、犬猫の飼養では、エアコン等の室温を通年で20〜23℃前後に設定することが基本とされています。ただし、暑さに弱い個体や、寒さに弱い個体(幼齢・高齢など)には、それぞれの状態に合わせた管理が必要です。湿度は50%前後が推奨されています。温度・湿度計を置いて、数字を確認することが大切です。スマート温湿度計の活用は、「スマート温湿度計とは?選び方と活用法」を参考にしてください。
そのほかの備え
| 備え | 内容 |
|---|---|
| 飲み水 | こぼれにくい容器、複数の場所に置く |
| 食事 | 留守番が長い場合は、自動給餌器の活用も。「自動給餌器とは?選び方を解説」を参照 |
| 安全な空間 | 誤飲や、かじるものを、片付ける。届かない場所に、危険な物を置く |
| 停電・Wi-Fiの不具合 | カメラが、見られなくなる場合があることを前提にする |
購入前のチェックリスト
| 確認すること | OK? |
|---|---|
| 見たい範囲と、画角(固定か、首振りか) | |
| 夜間の見え方(暗視機能の有無と、範囲) | |
| 通知の種類(動き、音)と、感度の調整 | |
| 保存方法(SDカードの付属・容量、クラウドの料金) | |
| アプリの使いやすさ、対応するスマホのOS | |
| 初期パスワードの変更と、ファームウェアの更新ができるか | |
| 電源の取り方と、コードの安全対策 | |
| メーカーのサポート期間 | |
| 保証期間と、サポートの窓口 |
よくある質問(FAQ)
Q. ペットカメラは、犬と猫のどちらにも使えますか?
使えます。ただし、猫は、高い場所に登ったり、狭い場所に入ったりするため、画角や、設置の高さを工夫してください。犬は、床に近い位置が見える角度が、ポイントです。
Q. カメラの映像は、他の人に見られませんか?
パスワードの変更や、ファームウェアの更新が不十分だと、映像が流出するおそれがあると、総務省が注意喚起しています。基本の対策を、必ず行いましょう。
Q. 吠えたら、通知を受け取れますか?
製品によって、音声検知や、吠え声の検知の対応が異なります。購入前に、各メーカーの公式ページで、対応を確認してください。
Q. 1台で、家全体を見られますか?
部屋の広さや、間取りによります。1台で、部屋の全体を見られない場合は、ペットが主に過ごす部屋や、動線に絞って、置くことをおすすめします。
Q. カメラの音声で、ペットに声をかけてもいいですか?
ペットによって、反応が異なります。安心する場合もあれば、興奮したり、不安になったりする場合もあります。様子を見ながら、判断してください。
Q. SDカードとクラウドは、どちらがいいですか?
月額料金をかけたくない場合は、SDカード、外出先での確認や、カメラが盗まれた場合の備えを重視する場合は、クラウドが考えられます。料金や条件は、製品ごとに異なります。
Q. 子どもや高齢者の見守りにも使えますか?
使えますが、プライバシーへの配慮が必要です。見守りの対象となる方の同意や、設置場所に、十分に気を配ってください。
まとめ
- ペットカメラは、画角と回転、暗視、通知、保存方法の4点を決めて選ぶ
- 通知は、動体と音で、誤検知もある。カメラは、見守りの補助と考える
- 初期パスワードの変更と、ファームウェアの更新は、必ず行う(総務省・IPAの注意喚起)
- 設置は、ペットの届かない場所に。コードのかじりや、落下に注意する
- 留守番中は、室温・湿度の管理、水、安全な空間の準備が、基本
ペットとの時間を、安心して過ごすために。まずは、「何を、どこまで見たいか」を、書き出してみてください。
参考にした公的資料・公式情報(2026年10月確認)
- ネットワークカメラのセキュリティ設定についての注意喚起|総務省
- ネットワークカメラや家庭用ルータ等のIoT機器は利用前に必ずパスワードの変更を|IPA
- 犬猫の飼養環境の管理に関する事項(温度・湿度の管理の基準)|環境省
- SwitchBot 見守りカメラ ペットカメラ ベビーモニター|SwitchBot
- スマートAI ペットカメラ「Tapo C222」|TP-Link

